8月30日、残る韓国人人質も全員解放された。
改めて、亡くなられた2人の方に哀悼の意を表する。
【8月31日政治ニュース=アフガン・ガズニ州】 31日CNN通信は『最後の女性2人と男性1人は、州都ガズニ市南方のジャンダで保護された。3人は地元部族の長老とみられる武装グループに連れられ、砂漠の中を歩いてやって来た様子だったという。引率者は記者団に、「(韓国人グループは)われわれを改宗させる目的でわが国に来た。だから拘束したのだ」などと記された手書きのメモを渡した。』、さらに『タリバーンの報道官は携帯電話を通して同通信と接触し、「今回成功したので、他国からのアフガン駐留軍にも同じやり方を使う」と予告したという。』 現地報道を伝えている。
一部マスコミは世界の関心の的になっている人質解放劇について、一件落着と報じているが、これは紙面上では事件性がなくなったからもはや報道するに値しないと言っているようなもので、特に日本においてはその傾向が著しい。日本のマスコミは、「危険」を理由にイラク、アフガニスタンの現状について実質上の政府緘口令に等しい状態で真実を伝える努力を回避してきた。
特に、日本は韓国人人質事件は、一件落着ではなく、これからの課題として受けとめる必要がある。これは、単に「テロ特措法」を廃案にすれば落着するという時限的、次元の問題ではない。
今回の人質事件の解放に至った基本的内容は、今後の「国際平和協力」という課題を象徴的に表している。タリバン側の解放へ向けての最終的判断は、「アフガン駐留韓国軍の年内撤退と、同国でのキリスト教布教活動の禁止」の2条項である。
歴史は、時に、右に剣、左に聖書をたずさえて他国に侵入、また、兵士は、イエースに殺すことの罪の許しを請い他国の人間を殺戮してきたことを証明している。
アフガニスタンの現実は内戦状態である。
韓国側は、釈放交渉で、グループの目的が布教ではなく、病院などでの支援活動だったと主張してきた。しかし、私たちが国際平和協力、人道復興支援という「錦の御旗」を掲げても、現地は内戦状態であればそれは、国連が何度も繰り返す侵略者への加担に過ぎないのだ。(続く)





伊勢崎賢治氏の「平和構築」論は本物か
