2006年01月04日
イラク 国際平和と自衛隊
産経新聞、新春第一弾「主張」はー憲法改正・国際平和に責任果たそうーである。日本は常任国入りもままならぬ現状で、先進国としていよいよ国際的信頼を得る瀬戸際の状態にきている。さらに、昨年国連が採択した「平和構築委員会」に遅れを取らない為、即急に自衛隊の武器使用を認めろという産経側の警鐘であろう。
本日の午前10時、首相年頭記者会見で、殊の外、日米同盟の重要性、米国集団的自衛権が日本の安全を保障しているかを熱弁した。既に、日本は安全保障において、憲法と日米条約は完全に乖離していることを周知させていると言っても過言ではない。従って、政府は改憲時期を問わず、日米同盟の下での国際的地位の確認が必要であり、その為の同盟強化を行ってきている。それは実に巧妙に着々と進められてきている。もはや既に安保条約に口を挟むものが居ない状況を見計らって一段と加速させている。その集大成が在日米軍再編である。平行棒的軍事推進法(進化する安保条約)と密か事(自衛隊改正法)は国民の関知できぬ状況で滞りなく執り行われている。一方は昨年10月29日発表の「米軍再編中間報告」である。そして、本日明らかになった、自衛隊法95条「武器などの防護」の適用実施である。この両輪で最早改憲しなくても、当面の課題、米国が主張する「世界平和の貢献」において自衛隊が「世界の平和」の為に武器使用が認められることになっていく。また、この規定も新憲法草案に、自衛軍の規約は法律もしくは、国際平和基本法で定めるときっちりと謳われている。
微に入り細に至る構えで憲法9条を蹂躙している。
今年は「9条を守る」ことの信憑性を検証する年でなければならない。挙句の末は、米国のように、キリストの許しを得て戦場に出かける羽目になる。
イラク情勢・西谷レポート
イラクの子どもを救う会ニュース メール版
当会の代表、西谷が05年11月から12月にかけて中東を訪問しました。イラクへの入国は果たせませんでしたが、アンマンでイラクから逃げてきたモハマド少年と出会いました。彼は重症の白血病でした。
少年は劣化ウラン弾で破壊された戦車の墓場で遊んだ
「ニホンノ、ミナサン、タスケテ、クダサイ」。覚えたての日本語でモハマド君は、私のビデオカメラに向かって語った。彼はバグダッド北方、タールミーヤ村の出身。村のはずれには米軍基地。村には川が流れていて、米軍は河原に破壊した戦車や装甲車をまとめて捨てた。10歳までは健康優良児でサッカー少年だったモハマド君たちにとって、「戦車の墓場」は絶好の遊び場となった。
戦車の操縦席に入り込んでハンドルを握ったり、キャノン砲によじ登って銃身をのぞきこんだり…。その時、放射線を計測するガイガーカウンターがあれば、ビービーと警告音が鳴り響いていただろうが…。
やがて2年の歳月が流れた。15歳のいとこは戦車の部品を家に持って帰りコレクションしていた。彼は今年の9月に突然白血病になり、1ヵ月半後に亡くなった。次はモハマド君の番だった。10月に体調を崩し、当初インフルエンザという診断が、すぐに重度の白血病に変わった。「亡くなったいとこと同じではないか!」。父ハビーブはすぐにバグダッドのがん専門病院へモハマド君を連れて行った。しかしそこでできるのは放射線治療だけだった。今のイラクには抗がん剤がない。「この子を治療しようと思えば、イラク以外の病院へ行くしかないよ」と医師は通告した。
父は家財道具を売り払ってアンマンの「キングフセインがん病院」にモハマド君を連れてきた。幸いここでの治療が功を奏し、現在は小康を保っている。しかし資金が底をつき、また、アンマンではこれ以上の治療が見込めず、父は「モハマドを日本へ。日本なら完治するかもしれない」と懇願した。
「もう戦車の墓場では絶対遊ばない。元気になったら、人の命を救うお医者さんになりたい」とモハマド君。
劣化ウラン弾の被害は、ようやく多くの人の知るところとなってきたが、現場を見れば見るほど「悲惨」である。
モハマド君一人を救うことができたとしても、問題の解決にはならないかもしれない。
しかし、アメリカが引き起こした戦争の悲惨さを多くの日本人に伝えることが必要だし、同じ被爆国として何ができるのだろうか、という問いかけにもなる。何とかして彼を日本に連れてくる方法を考慮している。みなさん、ぜひご協力ください。(モハマド君の詳細は次号で)
今回は食用油にしました
今回の中東訪問では、がんに侵された子どもたちへ、薬を届けることができなかった。昨年までは抗がん剤を送ることができたのに、イラク新政府が樹立されてからは、がんの薬を送っても没収されてしまうようになったのだ。なぜか?
アメリカは劣化ウラン弾を使用したことは認めているが、劣化ウラン弾によって環境破壊があったことは認めていない。もしイラク全土が戦争によって取り返しのつかないような被害が出ていることがばれてしまえば、アメリカにとって都合が悪い。さらに今のイラク政府はアメリカの言いなり。薬を受け取ってしまえば、ウラン被害を認めることにつながってしまう。
かくしてイラクの子どもたちに抗がん剤は届かない。イラク政府の役人の懐に入って、ブラックマーケットに流されるのがオチだ、という。それで今回の支援は「食用油」にした。今不足しているのが「水、電気、米、砂糖、油」だというのだ。これから寒い冬を迎えるので、油は食用にも暖房にも使えるだろう。アンマンからトラック4台でバグダッドへ運んでもらうことにした。途中の「アリババ街道」が非常に危険なので、運転手たちには十分注意するようにお願いした。「イラクの子どもを救う会」へ募金いただいたみなさん、紙面を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
トラック4台で油をバグダッドに送りました
本日の午前10時、首相年頭記者会見で、殊の外、日米同盟の重要性、米国集団的自衛権が日本の安全を保障しているかを熱弁した。既に、日本は安全保障において、憲法と日米条約は完全に乖離していることを周知させていると言っても過言ではない。従って、政府は改憲時期を問わず、日米同盟の下での国際的地位の確認が必要であり、その為の同盟強化を行ってきている。それは実に巧妙に着々と進められてきている。もはや既に安保条約に口を挟むものが居ない状況を見計らって一段と加速させている。その集大成が在日米軍再編である。平行棒的軍事推進法(進化する安保条約)と密か事(自衛隊改正法)は国民の関知できぬ状況で滞りなく執り行われている。一方は昨年10月29日発表の「米軍再編中間報告」である。そして、本日明らかになった、自衛隊法95条「武器などの防護」の適用実施である。この両輪で最早改憲しなくても、当面の課題、米国が主張する「世界平和の貢献」において自衛隊が「世界の平和」の為に武器使用が認められることになっていく。また、この規定も新憲法草案に、自衛軍の規約は法律もしくは、国際平和基本法で定めるときっちりと謳われている。
微に入り細に至る構えで憲法9条を蹂躙している。
今年は「9条を守る」ことの信憑性を検証する年でなければならない。挙句の末は、米国のように、キリストの許しを得て戦場に出かける羽目になる。
イラク情勢・西谷レポート
イラクの子どもを救う会ニュース メール版
当会の代表、西谷が05年11月から12月にかけて中東を訪問しました。イラクへの入国は果たせませんでしたが、アンマンでイラクから逃げてきたモハマド少年と出会いました。彼は重症の白血病でした。
少年は劣化ウラン弾で破壊された戦車の墓場で遊んだ
「ニホンノ、ミナサン、タスケテ、クダサイ」。覚えたての日本語でモハマド君は、私のビデオカメラに向かって語った。彼はバグダッド北方、タールミーヤ村の出身。村のはずれには米軍基地。村には川が流れていて、米軍は河原に破壊した戦車や装甲車をまとめて捨てた。10歳までは健康優良児でサッカー少年だったモハマド君たちにとって、「戦車の墓場」は絶好の遊び場となった。
戦車の操縦席に入り込んでハンドルを握ったり、キャノン砲によじ登って銃身をのぞきこんだり…。その時、放射線を計測するガイガーカウンターがあれば、ビービーと警告音が鳴り響いていただろうが…。
やがて2年の歳月が流れた。15歳のいとこは戦車の部品を家に持って帰りコレクションしていた。彼は今年の9月に突然白血病になり、1ヵ月半後に亡くなった。次はモハマド君の番だった。10月に体調を崩し、当初インフルエンザという診断が、すぐに重度の白血病に変わった。「亡くなったいとこと同じではないか!」。父ハビーブはすぐにバグダッドのがん専門病院へモハマド君を連れて行った。しかしそこでできるのは放射線治療だけだった。今のイラクには抗がん剤がない。「この子を治療しようと思えば、イラク以外の病院へ行くしかないよ」と医師は通告した。
父は家財道具を売り払ってアンマンの「キングフセインがん病院」にモハマド君を連れてきた。幸いここでの治療が功を奏し、現在は小康を保っている。しかし資金が底をつき、また、アンマンではこれ以上の治療が見込めず、父は「モハマドを日本へ。日本なら完治するかもしれない」と懇願した。
「もう戦車の墓場では絶対遊ばない。元気になったら、人の命を救うお医者さんになりたい」とモハマド君。
劣化ウラン弾の被害は、ようやく多くの人の知るところとなってきたが、現場を見れば見るほど「悲惨」である。
モハマド君一人を救うことができたとしても、問題の解決にはならないかもしれない。
しかし、アメリカが引き起こした戦争の悲惨さを多くの日本人に伝えることが必要だし、同じ被爆国として何ができるのだろうか、という問いかけにもなる。何とかして彼を日本に連れてくる方法を考慮している。みなさん、ぜひご協力ください。(モハマド君の詳細は次号で)
今回は食用油にしました
今回の中東訪問では、がんに侵された子どもたちへ、薬を届けることができなかった。昨年までは抗がん剤を送ることができたのに、イラク新政府が樹立されてからは、がんの薬を送っても没収されてしまうようになったのだ。なぜか?
アメリカは劣化ウラン弾を使用したことは認めているが、劣化ウラン弾によって環境破壊があったことは認めていない。もしイラク全土が戦争によって取り返しのつかないような被害が出ていることがばれてしまえば、アメリカにとって都合が悪い。さらに今のイラク政府はアメリカの言いなり。薬を受け取ってしまえば、ウラン被害を認めることにつながってしまう。
かくしてイラクの子どもたちに抗がん剤は届かない。イラク政府の役人の懐に入って、ブラックマーケットに流されるのがオチだ、という。それで今回の支援は「食用油」にした。今不足しているのが「水、電気、米、砂糖、油」だというのだ。これから寒い冬を迎えるので、油は食用にも暖房にも使えるだろう。アンマンからトラック4台でバグダッドへ運んでもらうことにした。途中の「アリババ街道」が非常に危険なので、運転手たちには十分注意するようにお願いした。「イラクの子どもを救う会」へ募金いただいたみなさん、紙面を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
トラック4台で油をバグダッドに送りました
トラックバックURL
この記事へのコメント
1. Posted by みんなのプロフィール
2006年01月06日 00:43
ブログ開設おめでとうございます!!
アクセス数を上げるために当コミュニティサイトに登録しませんか?
http://blog.livedoor.jp/emsdpr/
より多くのひとに貴方のブログを見てもらえます。
参加するにはこちらからが便利です
http://blog.livedoor.jp/emsdpr/?mode=edit&title=%95%BD%98a%82%CC%90%BA%81E%92%CA%90M%20%2D%20livedoor%20Blog%81i%83u%83%8D%83O%81j&address=http%3A%2F%2Fblog%2Elivedoor%2Ejp%2Ftwwwa6009%2F
お問い合わせはコチラから
http://blog.livedoor.jp/emsdpr/?mail
アクセス数を上げるために当コミュニティサイトに登録しませんか?
http://blog.livedoor.jp/emsdpr/
より多くのひとに貴方のブログを見てもらえます。
参加するにはこちらからが便利です
http://blog.livedoor.jp/emsdpr/?mode=edit&title=%95%BD%98a%82%CC%90%BA%81E%92%CA%90M%20%2D%20livedoor%20Blog%81i%83u%83%8D%83O%81j&address=http%3A%2F%2Fblog%2Elivedoor%2Ejp%2Ftwwwa6009%2F
お問い合わせはコチラから
http://blog.livedoor.jp/emsdpr/?mail