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2007年03月25日

安倍内閣 NHK問題は菅総務相の功名心が火種

片山

3月24日の政治ニュースは、片山虎之助参院幹事長が NHK改革担当課長を更迭した菅総務相をやり玉に挙げて辛らつに批判している記事である。内容は、「自分のいうことを聞かないから代えるということでは大臣を辞めた方がいい」、また、中川幹事長が閣僚に対して首相への忠誠を求めたことについても「たかだか幹事長が言うことではない」(23日アサヒニュースター番組)との発言である。



菅義偉総務相は高校卒業の集団就職組、様々な職場で働きながらの苦労人である。
小此木彦三郎氏、梶山静六氏、加藤紘一議員と仕えて何度も政局に奮闘するが負け戦に終始する経験の持ち主で負けるごとに力をつけてきた経緯がある。



菅総務相

安倍首相とは、菅が北朝鮮の貨客船「万景峰号」の入港禁止法案の推進役で、当時官房副長官だった安倍が積極的に係わったのがきっかけとされている。そして、昨年の「再チャレンジ議連」の幹事長として旗揚げ、総裁選挙での安倍擁立に至った政治ニュースは記憶に新しい。



片山参院幹事長発言は、菅総務相の荒治療が NHK 改革の加速をねらったに見えるが、実は出世の踏み台になっていないかということである。安倍内閣の標榜する「改革推進」と「世代交代」の旗手になろうとする功名心の表れで、安倍内閣を担いだ若手論功行賞組に対する「世代交代」の確執問題だということだ。



苦労人でもある菅総務相が NHK 改革で先ず考えなければならないのは、「公共放送」とは何かである。この原点に立って、 NHK 問題に取り組むことが国民の理解を得る一番の解決策である。
菅総務相の今の改革推進では、我が身の立身出世の為に、改革推進の旗印の下で単に加速させるだけの国民不在の結論を導きだすことになる。



菅総務相は、功名心にあせることなく、苦労人の本領を発揮すれば自ずと「公共」の意味が解ってくるはずだ。



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