政治ニュースを深く読み解く。安倍内閣、イラク、北朝鮮、日米同盟など話題の政治ニュースの実態を追求!

2007年03月28日

安倍内閣 「拉致」と「慰安婦問題」は全く別問題か

安倍首相

3月26日、安倍首相は、24日ワシントン・ポストの政治ニュースで「慰安婦問題について安倍首相は戦争犯罪に目をつぶっている」との批判に対して、「拉致と慰安婦問題は全く別の問題である」と反論した。



安倍首相は、「拉致問題」は現在進行形の人権問題で、「慰安婦問題」は過去のことであるという理由で反論を表明した。



ワシントン・ポストの政治ニュースは、「安倍首相はごまかし(ダブル・トーク)」の社説タイトルで、6者協議で拉致問題を重要課題とする日本の姿勢について、支持率低下の回復の為に利用している、その反面、従軍慰安婦問題に目をつぶっているとその「ごまかし(ダブル・トーク)」ぶりを批判している。



これは、安倍首相が曲がりなりにも「謝罪」を表明しているが、安倍内閣がそれを打ち消す発言ならびに「河野談話」の見直し政策を暗に指しているものだと思われる。首相と安倍内閣の言動に整合性がないもろもろのことを反映している。



安倍首相は第二次大戦中のことに関しては、米国から言われる筋合いがないと考えている。それが安倍首相の歴史認識である。しかし、例えそうであっても、ワシントン・ポストの社説が従軍慰安婦の歴史的記録も並列してこそ拉致問題の国際的理解が深まるとの見解は蔑ろにはできない。米国がどういう国であろうと、日本はきっちりとした歴史認識のもとで外交を展開しなければならない。その意味ではワシントン・ポストの社説は教訓的である。



トラックバックURL