安倍内閣 首相破廉恥の極み発言 新憲法制定集会で

4月25日の政治ニュースは、びっくり仰天の安倍首相発言を報じた。
24日開かれた「新憲法制定推進の集い」で、首相は、「自民党総裁として、党是である改憲について必ず政治スケジュールにのせる」といつもの台詞を強調し、「いよいよ私たちの時代にこそ、宿題を果たさなければならない」と主張、その後の仰天発言を掲載している。
安倍首相発言内容
(1)現行憲法は占領下でGHQ(連合国軍総司令部)の素人により起草された
(2)長い年月がたち、時代にあわないものもある
(3)新憲法制定こそ、新しい時代を切り開く精神につながる――を列挙した。
安倍首相の歴史認識は、あらゆる事柄において妄想的な発言で時代を逆行していることが指摘されている。最近では、諸外国においてもその反動的発言は有名になりつつある。
安倍首相は、「戦後レジームからの脱却」というキャッチフレーズで国民に檄を飛ばしているが、戦後政治制度からぬけ出る、戦後の負の面をぬぎ捨てるという単純側面を主張しているのではなく、「戦前へのレジューム(コンピューター再開機能)」という意味で、「回帰」、過去の時間にシステムを復元する、戦後を否定することを主張しているように考えられる。当然、首相がそうであるならば、自民党、安倍内閣も然りである。中川秀直幹事長も「60年の遅れを取り戻しつつある」と発言、これは国民投票法案の早期成立について述べたのだが、主張は安倍首相と全く同じである。
歴史を遊戯感覚で弄ぶほど危険なことはない。
そこで、問題は安倍首相の発言(1)である。
私たちが知る憲法は「GHQ(連合国軍総司令部)の素人により起草された」という文言である。
占領下における憲法成立過程については、「押し付け憲法」だとレッテルを貼る一部人々も居る。
しかし、「素人により起草された」と表現した要人は戦後、安倍首相以外には誰もいない。
歴史認識云々もここまでくれば呆れるというよりもご立派と言いたくなる類のものである。そして、もはや、日本人は何があろうが誰も怒らなくなった。
各紙は政治ニュースを報じるだけでこの一文について残念ながら言及していない。普通に考えて、訪米を翌日に控え、まともな内政状況を論じているとは到底考えられない。よもや、独立を意識しての米国への挑戦を、つい本音を吐露したのかもしれない。外国メディアもこの発言を知れば国内でのいつもの安倍首相の破廉恥発言だけでは済まないだろう。
日本の将来に禍根を残すことになるこの類の首相を選んだ私たちの責任は大きい。