久間防衛相

5月1日の政治ニュースは久間防衛相訪米の内容をことさら詳しく報じている。



久間章生防衛相の目的は、ゲーツ国防長官との首脳会談である。その後、麻生太郎外相と共に、日本時間2日、11ヶ月ぶりにワシントンで再開される日米安全保障協議委員会(2プラス2)に参加するためである。
また、首脳会談前に、急遽、米フロリダ州タンパの米中央軍司令部へ出向き、ニコルス副司令官と会談し、イラクやアフガニスタン情勢をめぐり意見交換をしている。



会談の内容は、「在日米軍再編」の進捗状況の確認、ミサイル防衛(MD)システムの配備、北朝鮮の核開発に伴う「核の傘」抑止力の確認、「ステルスF22ラプター」購入問題と情報漏えい問題等である。



ロバート・ゲーツ

久間防衛相とゲーツ国防長官の首脳会談の結果は、政治ニュースが伝えるところでは、日本は引き続きイラク特措法テロ特措法の延長でイラク、アフガンでの米軍などへの援助を続けたい、「在日米軍再編」は在日米軍再編特別措置法で着実に進める、ミサイル防衛(MD)システムの配備、「ステルスF22ラプター」購入については早くお願いしたい。また、イージス艦情報漏えい事件については「申し訳ない」と陳謝したというものである。



内容は殆ど久間防衛相の釈明とお願いで費やされた。そして、米国から得た結果は、情報保全を強化する「軍事情報に関する一般保全協定」(GSOMIA)の締結と普天間飛行場移設計画の「一部を変えたりせず、そのままの形で実現することが重要だ」(ゲーツ国防長官)との命令だった。さらに、「核の傘」論で日本国内にくすぶる核武装論を牽制されるものであったと報じられている。



久間防衛相の釈明とお願い会談の理由は、ご本人、先刻承知の「イラク開戦批判」と「沖縄政策の苦言」が全てである。これで分かったように、マイケル・グリーン氏の「米国の国益になる積極的な提言を求めるが、一切反対はするな」という格言である。



私たち国民は、久間防衛相の釈明、謝罪とお願い目的の訪米には納得できない。
敗戦の時の調印式と同じではないか。



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