日米同盟 久間防衛相訪米の目的はほかにあった(3)

米軍普天間飛行場新基地着工
5月11日、沖縄タイムス夕刊は、本日午前8時30分に沖縄近海に向けて横須賀基地(神奈川県)から掃海(そうかい)母艦「ぶんご」が出港したと報じた。
「ぶんご」の沖縄向けての目的は、10日政治ニュースが伝えた、塩崎恭久官房長官の定例会見、米軍普天間飛行場移設先周辺での現況調査について「(海自が)防衛施設庁の身分として、作業をやる可能性はあるかも分からない」と述べことに関連する。
今年に入り移設にともなう新基地建設の調査が難航している。従って、2日の新日米同盟による久間防衛相の釈明対談は、先月から準備している事前調査を本格的に実施することによって早期に確実に基地建設を実現していく約束でもあった訳だ。
その一つに、来週にも調査機器を海底に設置するといわれている。その任務を本日の政治ニュースが伝える「ぶんご」の出向になっていると考えられる。防衛施設局の調査で海上自衛隊が関与するのは極めて異例で、民間業者の進捗如何によって自衛隊が導入される状態は、軍事政権の恐れにつながるものだ。
11日午前、久間防衛相は海上自衛隊の警護について「・・・誰かがおぼれそうになったら助けてあげることだってあるかもしれない」と述べているが、冗談を言っている場合ではない。
久間防衛相訪米の目的は、早期に確実に新基地建設を実行する確約もあった訳だ、海上自衛隊を動員するところからその本気度が理解できる。
余談になるが、沖縄タイムスの政治ニュースは、防衛省広報からは一切何のコメントも出ていない。海上幕僚監部は横須賀港から「ぶんご」の出向は認めたが、それ以上は軍事機密でどこにも公表していないと断じている。また、内閣府沖縄担当局もコメントを受けていないという。つまり、沖縄タイムスの記事は極めて憶測記事か、機密漏えい記事ということになる。
「自衛隊関係者が明らかにした」と書かれているが、リークされた可能性も十分あるということだ。