原爆投下「しょうがない」発言、懲りない久間防衛相(3)
【写真】安倍首相との会談を終え、記者の質問に答える久間防衛相=2日午前、首相官邸7月2日政治ニュースは、各紙の紙面を賑わしている久間防衛相発言について述べている。
1日朝のフジテレビ「報道2001」では、発言の訂正、撤回はしない意向で、説明で対応していく雰囲気の発言だったが、その後のテレビ番組等で野党はもとより与党からも厳しい批判が続出した為、一転して謝罪と陳謝に変わった。それも、弁明と謝罪を聞いたところでは、やはり久間防衛相は正しい認識に至る過程、「心と頭脳」による認識方法が著しく欠如している人間だとつくづく知ることになるものであった。ひたすら記憶術だけの生き様(肩書き社会)しかできない「考える力」のない人間だということが露呈した。
1日午後の長崎県島原市での記者会見で「私の言い方にまずい点があった。自民党内にも迷惑をかけている。自民、公明両党のしかるべきところに話をしたい」と述べているが、これなど国民を無視した最たる発言である。今回の件で先ずもって謝罪を表明しなければならない相手は、広島、長崎の方々、そして日本の国民に対してである。自衛隊は政府を守って、国民を無視する構図そのものである。
そして、2日午前は、安倍首相への官邸での「『しょうがない』という言葉はこちらの説明不十分だった。撤回しておわびする。申し訳ない」の釈明、陳謝会談だ。また、これに対して、「誤解を招くような発言は厳に慎むように」と安倍首相が述べて、厳重注意した。そして、野党の罷免要求に応じない考えを重ねて表明したと報じられている。
久間防衛相が身内に謝罪して、与党関係者は一件落着で幕引きを急いでいる。なかでも公明党がやっきに早期幕引きを願っているのには矢張りといわざるをえない。
前回、「なにごとも馬鹿さ加減の底が知れないほどそら恐ろしいことはない。」と書いたが、安倍首相の擁護発言の言い種は、「防衛相として核廃絶に大いに力を発揮して頂かなければならない」というものであった。
底が知れない恐ろしさとはこのことである。あべこべ総理と命名される由縁だ。(続く)