原爆投下「しょうがない」発言、懲りない久間防衛相(4)
【写真】午前8時、東京のJR錦糸町駅前で街頭演説公明党は漁夫の利に甘んじるな
7月3日政治ニュース 久間防衛相の罷免、辞任要求が長崎、広島の被爆者団体、野党さらに自民党議員からも一斉に噴き出した。
2日、参院選を控えた自民党の保坂三蔵議員(東京)は、東京都内の街頭や集会で、「国会議員として万死に値する発言だ」と演説を繰り返し久間防衛相の辞任を求めた。
保坂氏は、「日本人が言うべき発言ではない。障害を負った人や遺族の心をいかに傷つけたか。撤回とかおわびをすればいいという筋合いのものではない。『自民党はこれほど国民の心を理解しないのか』と批判されれば、返す言葉がない。」と記者団に語った。極めてまともな発言である。

また、溝手国家公安委員長は自身のブログで、自ら、原爆投下3日目に疎開先から広島市に戻った入市被爆者だと書き、「広島、長崎への原爆投下に関して、容認とも取れる発言を行われたことに非常に戸惑いをおぼえている」、「いかなる理由があろうとも、戦争は許さざるべき行為であり、また核の使用は許されない」と書き込んでいる。
さらに、舛添要一議員は「責任を取ってもらいたい。それは辞めることではなく、土下座行脚をして頂きたい」と語気を荒立たせている。
安倍首相は更迭をきっぱり否定して、官邸は火消しに躍起だが、実は自民党内からの罷免、糾弾で喜んでいるのが他ならぬ自民党自身である。というのも、参院選を控えて、今回の件で一番直接的に堪えているのが公明党だ。公明党本部に連日まともな党員、創価学会員は「なぜ辞めさせないのか」という憤慨の声が殺到している。各議員はその釈明におおわらわだというのだ。
今回の発言は、本筋から言えば、公明党が罷免要求を出して当たり前の話だ。しかし、太田代表にしても「迷惑千万」と憤慨するだけである。もはや、公明党は絶対的支持者にも応えられないほど自民党と癒着している情けない政党になっている。
被爆者団体、野党、市民団体の罷免、辞任要求もさることながら、今回は公明党議員、公明党員、創価学会員の健全さに期待したい、名誉を挽回するまたとない機会である。(続く)