赤いモスクからジハード(3)

【写真】30日公開された韓国人人質12人の映像(アル・ジャジーラ画面キャプチャ)
ローマ法王ベネディクト16世は、米国とNATO軍連合国に対して、掃討作戦での空爆でアフガニスタンの民間人を殺傷してはならない、と訴えなければならない。
そして、29日のミサで訴えた、「(拉致は)人間の尊厳を著しく傷つける行為だ。悪行をすぐに止め、人質を無事に解放すべきだ」と発表するのが本筋である。
タリバン、韓国人男性二人目を射殺する
【7月31日政治ニュース=アフガニスタン】 AFP通信は、「われわれは交渉期限をいくつか設定したが、アフガン政府は交渉期限に注意を払わなかった。このため、われわれは30日午後8時半(日本時間31日午前1時)に韓国人人質のうち1人をAK47(カラシニコフ銃)で射殺した。この韓国人の名前はスン・シンである」と報じた。
カルザイ大統領は米国と連合軍との固い約束をした以上、これを反故にすることは国益に反する結果を招くことになる。強いては我が身も地位保全が危ぶまれる。
さらに人質の殺害が続けば、これは明らかに戦争状態にあることの証であり、この状況を説明しなかったアフガニスタン政府は当然であるが、韓国政府自体もその責任を問われてしかるべきだといえる。
決して「自己責任論」などといった類の範疇を超えて理解すべきである。
軍隊を派遣しているということは、治安維持活動にともなう人道復興支援と自己定義しても、反武装勢力からすれば侵略者と解釈している。
31日朝鮮日報は、「タリバンのカリ・ユースフ・アマディー報道官は29日、タリバンのウェブサイトのニュースコーナー「ボイス・オブ・ジハード」のインタビューで、「拉致された韓国人はキリスト教の牧師や、キリスト教を代表する者どもであり、アフガニスタンにキリスト教を広めるためにやって来た」述べたことを伝えている。従って、「キリスト教信者は解放できない」ということになってきている。
これはキリスト教がイスラム教へ宣戦布告していると解釈する、タリバン側の最後のジハードを物語っている。(続く)