赤いモスクからジハード(4)

【写真】31日(現地時間)、アフガニスタン・ガズニ州で韓国人人質の沈聖ミン(シム・ソンミン、29)の遺体が見つかった。
米国はタリバンとの戦いに妥協なし
タリバンに拉致された沈聖ミン(シム・ソンミン)さん(29)の遺体が31日に確認された。
【8月1日政治ニュース=アフガニスタン】 AFP 通信は「2週間前にイスラム原理主義勢力タリバンに拉致されたアフガニスタン人の裁判所職員4人の遺体が1日未明、ガズニ州で発見された。」と報じた。ガズニ州では、2人目の韓国人拉致被害者の死体も発見されている。
1日現在、報道されている情報では、残る人質21人のうち女性2人が病気で「死ぬかも知れない」、「病状は非常に悪い。我々は十分な薬を持っていない」とタリバン側報道官が通達、収監中のメンバーの釈放を早急に受け入れるよう迫ってきたと報じられた。
それに対して、カルザイ大統領の報道官は「原則的に受けるべきではない」との強行態度を示したといわれる。
一方、韓国の聯合ニュースは「北大西洋条約機構(NATO)が率いる国際治安支援部隊(ISAF)の報道官は31日、人質救出作戦のための準備が完了したと述べた。ただ、アフガン政府から人質救出を求める要請はまだ来ていないとしている。」と報じた。しかし、アフガニスタン軍は1日、現地住民に軍事作戦を警告するビラを配ったとも報じられていて、いつ突入があってもおかしくない状況になっているようだ。
また、これを受けて、タリバン報道官と主張するカリ・ユスフ・アマディが「人質はお互い異なる安全な場所に拘束している」、「仮にアフガン政府が軍事作戦を始めた場合、人質は全員殺害されるだろう」と警告したと報じられている。
現地は、タリバンは人質解放交渉時限を1日午後4時30分(韓国時間)に延長して、それを過ぎている訳だが、今までにない緊張に包まれているといった様子である。
救出突入作戦の実行は準備段階に留められるが、これからの展開は、タリバンが一説に伝えたといわれる、3人目の殺害を延期して、韓国政府と直接交渉を優先するという情報もある。(続く)