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2007年08月28日

軍備はシンボリックに膨脹する

ひゅうが2

【8月28日政治ニュース】 23日東京新聞は『水上戦闘艦で初めて空母と同じ全通甲板を採用した海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」の進水式が二十三日、横浜市のアイ・エイチ・アイ・マリンユナイテッド横浜工場で行われた。
基準排水量は、海自の所有艦船で最大の一三、五〇〇トン。全長百九十七メートルの飛行甲板を持ち、英国やイタリアが保有する軽空母とほぼ同じ規模。世界的な基準からみると“ヘリ空母”とも呼べる護衛艦で、周辺諸国などからも注目を集めそうだ。』と報じた。



進水後はミサイルの垂直発射装置を備えるほか、最新の通信機器を設備するらしい。2009年3月就役予定で総費用は約1千億円ということらしい。



ひゅうが1

注目すべきは、海上自衛隊所有艦船で最大ということだけではなく、これまで(1988年)の政府見解、軍備は専守防衛のための装備に徹する、「攻撃型空母を自衛隊が保有することは 許されない」としてきたが、今回の「ひゅうが」は規格的に攻撃型空母と位置づけられる艦船である。しかし、1988年見解に基づき、従来通りのヘリコプター搭載護衛艦という規格の位置づけになっている。
ある専門家は、英海軍のジャンヌダルク級軽空母と同じだと評している。



軍備は自ら膨脹する

自衛隊の海外活動が本格任務化するその軍事装備は、まさに「防衛省」昇格による賜物である。
今回のヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」の進水式によらず、既にステルス攻撃機F22Aラプターを購入しようと躍起になっている防衛省は、解釈抜きに攻撃型軍備配備である。しかし、政府はこの現状を常に憲法9条を楯に専守防衛論を吹聴して国民を欺いている。また、国民自体も専守防衛論は、一家の常備薬として救急箱に仕舞い込んで、その効能を点検しない。そして、私たちはその事実を知らされても、黙認の一手で、莫大な軍事費で財政を窮迫させる共犯者になっている。



自衛隊と天皇家は戦争と平和のシンボリックな矛盾の形式を共有しながら着実に膨脹を続ける。

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