政治ニュースを深く読み解く。安倍内閣、イラク、北朝鮮、日米同盟など話題の政治ニュースの実態を追求!

2007年08月30日

軍備はシンボリックに膨脹する

防衛省の専守防衛隊は、攻撃型軍備の「隊」である。F15
【写真】F15戦闘機

【8月30日政治ニュース=防衛省】 29日中日新聞は『防衛省は29日午前、平成20年度予算の概算要求を自民党国防関係部会合同会議に報告した。総額は4兆8172億円で、本年度当初比0.7%増。・・・・・現在の主力戦闘機F15について32機の能力を向上させる改修費1123億円を盛り込んだ。当面、F15の戦闘能力を高めて防空能力の低下を防ぐ狙いがある。
海上自衛隊のP3Cの後継機となる次期哨戒機(PX)や、掃海・輸送ヘリコプターなどの取得費に1132億円を計上。・・・・・ 国産戦闘機の可能性を探るため、レーダーに捕捉されにくいステルス性と高い運動性を兼ね備える「先進技術実証機」の研究開発費として157億円を要求。 地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の取得などミサイル防衛(MD)関連経費に1580億円を充てる。』などの国防費の内容を報じている。



ここに掲げられている国防予算費は、飽く迄も軍備費用であって、日本が専守防衛を謳っている安全保障に付随する、自衛隊維持費用、「在日米軍再編」に関する費用、また国際平和協力を推進する為の時限立法、テロ特措法、イラク特措法など全く別会計になっている。従って、防衛省関連での1年間の総費用は想像を絶する金額になるはずである。



しかし、ここ5年の間での国民生活で奇妙な現象が生じている。それは、貨幣基準の「兆」に対する認識の希薄さと私たちには関係のない金銭勘定の世界になっているという現実である。
それは先週に発表された国債総額が昨年より35兆円増えているにも関わらず、私たちには関心のない数値になっていることだ。



25日、日本経済新聞は『国の借金 最大834兆円 国債や借入金などを合計した2006年度末(07年3月末)時点の「国の借金」が834兆3786億円にのぼり、過去最大を更新した。
06年度末の国の借金を国民一人当たりでみると、約653万円と前年度末より約5万円増えた。』と報じている。
私たちには、834兆円はイメージできないのと、5万円は「あ、そうか」という話になる。従って、軍事費の「4」という数字は「あ、そうか」で、「兆」はイメージできないとなる訳で、ほとんど関心の的にはならない結果に終始する。



「軍備はシンボリックに膨脹する」運命をたどる。

政治ニュースの関連記事



トラックバックURL