強か外交の極み アハマディネジャド大統領(1)
【写真】イラン アハマディネジャド大統領あっぱれの賞賛に値するコロンビア大学での講演
【10月2日政治ニュース=イラン】 9月24日アハマディネジャド大統領はコロンビア大学の学生5000人の前で講演を行った、異例中の異例である。
ご周知にように米国人は、イラン人、特にアハマディネジャド大統領に対しては敵対的対応で終始してきている。中東地域の独裁国家が居並ぶなか、イランは少なくとも選挙による大統領選出を果たしている国であり、9・11事件に関与していない、むしろ、アフガニスタンのイスラム原理主義組織タリバンやイラクのフセイン政権と敵対していた時もあった国だが。
どうして敵対的批判になるか、理由は極めて簡単で、米国にたて突く国はいかなる国家体制であっても全て敵であるという極めて単純明快な米国正義主義カルト集団であるためだ。また、この主義は厄介なことに徹底的排除主義を国是にしている為、あらゆる手段を講じて改宗(主義)させることを唯一の政策にしている。
この講演に対しては、学生、市民等から「独裁者に発言を許すのか」と中止要請の声が相次いだが、しかし、ボリンジャー学長は「考えを異にする者にも発言の機会を保障することこそ我々の信条」とはねつけて実現した、もっとも、学長自身も当人を前に、「狭量な独裁者」と批判したと伝えられている。
1日、毎日新聞(ニューヨーク・小倉孝保)は講演の内容を次のように伝えている。
『この日の講演は全般的にソフトな口調で、第二次世界大戦後に欧米が築き上げた世界秩序への率直な疑問が中心だった。
「どうして核を持っている国が、持たない国に対し核を持つなと迫れるのか」(核問題)▽「欧州の問題のツケをなぜ、パレスチナ人が支払わねばならないのか」(イスラエルの存在)−−など。「イランにはホモセクシュアルはいない」と発言し失笑を買う場面もあったが、ほとんどは真剣に考えるに値する内容で、聴衆からはしばしば拍手が起こった。』(ニューヨーク・小倉孝保)(続く)