パキスタン大統領選10
【11月10日政治ニュース】パキスタン各地で戒厳令に対し抗議集会が行われている。なかでも野党第2党パキスタン人民党(PPP)、ブット氏率いる抗議集会は大規模なものとなる可能性がある。
10月19日帰国して凱旋スピーチに向ったところを自爆攻撃され、多くの死傷者を出したことは記憶に新しい。ムシャラフ大統領は、ブット陣営が9日に予定していた抗議集会の直前、現在のこれ以上の混乱を避けるためとして、午前から外出できないように有刺鉄線を張りめぐらし、ブット氏を自宅軟禁下に置いたと10日朝各紙が伝えた。
【写真】9日、パキスタンのラワルピンディで、非常事態宣言に抗議するブット元首相らの集会に備え道路を封鎖する警察当局のコンテナ(AP=共同)『道路封鎖、支持者を拘束 ブット氏軟禁で混乱=パキスタン政府は9日、野党第2党のパキスタン人民党(PPP)総裁のブット元首相を自宅軟禁下に置き、事実上の戒厳令を敷いたムシャラフ大統領への抗議集会を阻止するため、首都近郊ラワルピンディの集会会場へ向かう道路を全面封鎖した。』(イスラマバード共同9日東京新聞)
また午後には、東京新聞は、米国その他の国から厳しく批判されたムシャラフ大統領は同日の午後に軟禁を解除したと報じている。
【写真】10日、イスラマバードの自宅から外出する際、報道陣に囲まれるブット元首相(AP=共同)『ブット元首相が外出 自宅軟禁解除後初めて=AP通信によると、パキスタンのブット元首相は10日、自宅軟禁解除後初めて外出し、自身が総裁を務めるパキスタン人民党(PPP)の会合に向かった。
ブット氏は、事実上の戒厳令を敷いたムシャラフ大統領への抗議集会を予定していた9日に自宅軟禁下に置かれた。即日解除されたが、ムシャラフ氏に対し、停止された憲法の復活と、兼任する事実上の軍トップである陸軍参謀長辞任を要求。13日には東部ラホールで抗議集会を予定しており、政府が再び自宅軟禁に踏み切る恐れもある。
一方、パキスタンのマリク司法長官は10日、民放ドーンニュースに対し「法と秩序の回復状態によるが、非常事態は1カ月以内に終わるだろう」と述べた。
マリク氏は「2カ月以内には確実に終わる」とも話した。この期間内にムシャラフ大統領が新たに選任した最高裁判事が、大統領選立候補資格の審理を再開し、大統領再選を確定させることを念頭に置いた発言とみられる。』(10日19時 東京新聞)