政治ニュースを深く読み解く。安倍内閣、イラク、北朝鮮、日米同盟など話題の政治ニュースの実態を追求!

2007年11月22日

パキスタン大統領選18

ブット氏 総選挙に参加する
シャリフ元首相
【写真】シャリフ元首相

【11月22日政治ニュース】 20日、パキスタンの選挙管理委員会は総選挙を来年1月8日に実施すると発表した。具体的な選挙戦に入るわけだが、ここに来て、野党陣営は総選挙ボイコットの呼びかけが盛んになっている。
ブット氏は2回目の軟禁状態になった時、先ず、大統領の辞任要求と選挙ボイコットを呼びかけた。その時の一人が、サウジアラビアに国外追放となっているシャリフ元首相である。
そのシャリフ元首相は総選挙に出られないこともあって、強行に選挙ボイコットを呼びかけている。しかし、他の野党の反応はいまひとつボイコットへの動きになっていないようだ。その模様を22日共同通信は伝えている。



『ブット氏、総選挙参加か=サウジアラビアに国外追放されているパキスタンのシャリフ元首相は21日、AP通信との電話インタビューで、ブット元首相に来年1月に行われる総選挙をボイコットするよう説得しているが、ブット氏は応じていないと語った。
1120ブット氏第2野党パキスタン人民党の総裁であるブット氏は、ムシャラフ大統領と今後の連携でいったんは大筋合意した。しかし3日の非常事態宣言後、対決姿勢を強め、シャリフ氏ら他の野党指導者に対しムシャラフ政権打倒に向けた共闘を呼び掛けた。総選挙に参加するかどうかは近く結論を出すとしている。
 最大野党でイスラム政党の統一行動評議会の幹部も、参加を示唆するなど、野党側の足並みの乱れが目立ってきている。
 シャリフ氏は「ムシャラフ氏が始めた(非常事態宣言など)違法なプロセスの一部になってもいいのだろうか。ブット氏がまず決断しなければならない」と主張している。
 シャリフ氏は1999年のムシャラフ氏によるクーデターで失脚、サウジへ国外追放処分に。今年9月に帰国したが、直後に再び追放された。シャリフ氏は現在も帰国を希望している。
 ムシャラフ氏は20日から2日間、サウジを訪問。アブドラ国王らと会談し、シャリフ氏を帰国させないよう求めたとされる。』(22日共同通信)



ブット氏はパキスタンでの米国路線を承認しての政治活動だといわれている」従って、最終的には選挙ボイコットはできないだろう。また、ブット氏の帰国目的は、政界に返り咲くことが先決との見方があるところからしても、ブッシュ構想に下る可能性大といえるだろう。