山場を迎えた防衛汚職 6
【12月3日政治ニュース】11月29日、30日の大手各紙の社説は、一斉に民主党の証人喚問強硬を徹底的に血迷うなと揶揄する論調を掲げていた訳だが、社説は必ずしも世論を反映しているとは限らない。
12月1日西日本新聞は「額賀氏の喚問見送り 世論支持なく撤退 民主、野党共闘も「口実」の見出し記事を掲載している。
『もともと多数決による証人喚問に否定的だった国民新党に加え、共産、社民両党が慎重姿勢に転換、民主党があくまで喚問を実施すれば「突出」は否めない。世論の支持があれば民主党の単独実施という選択もあったが、現状では「横暴」との批判を受ける可能性が高いと判断したようだ。
最終的には野党共闘の重要性も理由に挙げて喚問見送りを表明。共産党の国対幹部は「民主党は共産党が方向転換して喜んでいるのではないか。他人のせいにできて」と皮肉交じりに指摘した。』(1日西日本新聞)
共産党志位委員長の鶴の一声で、証人喚問賛成から反対に趣旨換えした背景には、どの周辺の世論か推量できないが、共産党特有の臭いを感じとったのだろう。共産党大門実紀氏の強硬すれば、出席ボイコットも辞さないとの発言も理由に挙げられているが。
しかし、国民新党、社民両党は共産党に相乗りするかたちで証人喚問見送りを根拠にしているのは決定打というには程遠い。
30日産経新聞は民主党が見送りを決めたのは、『野党共闘の足並みが崩れるのを恐れたことが最大の理由だ。』と解説している。
野党共闘の足並み説はもっともだが、民主党が腰砕けになった理由は他にもあると考えたい。民主党の額賀氏宴席問題の確証がどうも信憑性に欠けるという指摘である。永田町では、額賀氏はどう考えても嘘を言ってないという噂がひろがっている。民主党永田メールの再来が雰囲気として漂い過ぎるのだ。