防衛省 お粗末な漫画冊子戦略とは
【写真】ミサイル防衛 小学生向きの漫画冊子小学生向けサッカー編
【12月9日政治ニュース】11月29日時事通信社は、2カ所目になる地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)の発射装置が千葉県に配置されたと報じた。
『PAC3、習志野基地にも配備=ミサイル防衛で2カ所目−防衛省=弾道ミサイルを地上で迎撃する地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)の発射装置が29日早朝、航空自衛隊習志野分屯基地(千葉県)に配備された。3月の空自入間基地(埼玉県)に続き2カ所目で、来年1月までに、レーダーや管制装置など構成するすべての機材が搬入される。
PAC3は、イージス艦搭載の海上配備型迎撃ミサイル(SM3)が大気圏で弾道ミサイルを撃ち漏らした際に、地上から迎撃する。最終段階でのミサイルとなり、半径約20キロの範囲で防護が可能だ。』(29日時事通信社)
なお、今後、地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)は、首都圏や中京・京阪神地区など計16の空自高射隊に配備される予定になっている。
そこで、防衛省は今後、空自高射隊による設置移動の訓練等にともない、何かと国民への周知と理解を狙って、小学生向きの漫画冊子戦略に乗り出したらしい。
『ミサイル防衛、漫画で知って=小学生向けに作成−防衛省=「早くて強烈なロングシュート。まるで弾道ミサイルみたいだ」。防衛省は7日、ミサイル防衛(MD)の仕組みを小学校高学年の若い世代にも知ってもらおうと、サッカー好きの少年を主人公にして作成した漫画冊子を公表した。
この中で少年は、「まず相手の攻撃をいち早く察知し、その方向や距離を予測してディフェンスを固める。それはMDの基本的な考え方と同じ」などと説明を受け、サッカーとMDに共通する防御や情報共有の大切さを実感。これを生かしてサッカーの試合に勝利する内容となっている。
冊子はA5サイズで64ページ。510万円をかけて1万5000部作成した。全国の駐屯地などで配布するほか、同省のホームページにも掲載する。』(7日時事通信社)
「サッカー」と「ミサイル防衛」か、成る程と感心させられる。いうのも、地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)の発射装置設置スペースは、実は小学校の運動場が最適だと防衛省は考えている節がある。既に昨年から東北地方の廃校運動場が設置場所として検討されているらしい。
現在のテレビ、新聞等によるニュースと情報社会にあって、アレルギーを超えて「サッカー」、「北朝鮮」という言葉が日常語として蔓延している。それは、ややもすれば大人よりも小学生の方が敏感に受け入れている。してみれば、好奇心が旺盛になる高学年となれば、家庭で話題になって当然だ。ある日、茶の間で「今日は、学校の運動場で自衛隊のパトリオットミサイル(PAC3)設置訓練があったよ」と子供から父兄が聞く日があるかもしれない。こうして、パトリオットミサイル(PAC3)は各主要地域の常備品になっていく。