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2007年12月13日

セルビア・コソボ 再び内戦か 3

セルビアの武力行使はないという前提での決定的対立

【12月13日政治ニュース】10日、日本経済新聞はコソボ大統領へのインタビューで「早期の独立宣言に向け、準備に着手した」ことを明らかにしたと報じた。



『コソボ大統領「独立、米欧の支持重要」・早期宣言へ準備着手=セルビア領内で国連暫定統治下にあるコソボ自治州のセイディウ大統領は10日、日本経済新聞のインタビューに応じ、早期の独立宣言に向け、準備に着手したことを明らかにした。宣言に当たっては、米国と欧州連合(EU)の大半の国々の支持を得ることも言明した。コソボの最終地位確定を巡る当事者間交渉は10日に合意のないまま期限が切れ、コソボ側の対応が注目されていた。
 米ロ・EUが仲介したセルビアとの交渉が終了したのを受け、大統領は「19日の国連安全保障理事会の会合でコソボ側の立場を説明後、国際社会の支持を得たうえで早期に独立宣言する」と指摘。「米国とEUの大半の国々の支持が特に重要」とも語った。2月にアハティサーリ国連事務総長特使が示した案をもとに、EU主導で独立に向けた国造りを進める意向も示した。』(13日日経新聞=プリシュティナ(コソボ自治州)=桜庭薫)



セルビアはコソボの独立宣言に向けた準備に着手していることを受けて、米国と欧州連合(EU)を背景にしたコソボの独立宣言は認めないとの強硬姿勢を改めて表明している。



『12月11日 AFP通信=一方セルビアでは同日、国営タンユグ通信が副首相の見解を報道。副首相は「欧州とはコソボをめぐる取引をすることはないし、一切受け入れることもない。また誰も提案することはない」として、コソボの独立をめぐってEUと取引する用意はないとの見解を示した。副首相は「このプロセスは国連安全保障理事会と国連加盟国に委任されており、EUは関係ない」とEUの動きをけん制した。』



しかし、欧州連合(EU)は10日の外相理事会で「コソボに関してはEUが責任を負う」と表明、対立姿勢は鮮明に浮き彫りされた。
12日日経新聞は10日のEU外相理事会の模様を伝えている。



『コソボ独立、EU外相理事会が支持で大筋合意・ロシア反発必至=欧州連合(EU)は10日の外相理事会で、セルビア・コソボ自治州の独立を支持することで大筋合意した。今年中に最終決定する見込み。コソボはEUの支持を得たうえで独立宣言に踏み切るとみられる。独立阻止に動くセルビアを支持するロシアは反発を強めており、EUとロシアの対立が鮮明になりつつある。
 外相理は「コソボに関してはEUが責任を負う」という共同声明を採択。加盟27カ国はキプロスなど一部の小国を除き独立支持で合意した。議長国ポルトガルのアマード外相は「今年中に結論を出す」と、最終調整を急ぐ考えを表明した。独立を巡るセルビアとコソボの協議についてEUは14日の首脳会議で「交渉は行き詰まった」という判断を正式に示す方針だ。』(12日日経新聞)