パキスタン大統領選 28
【写真】ジョン・ムーアさんが撮影した、暗殺される直前のブット氏。支援者に手を振っている。【12月30日政治ニュース】 [28日政治ニュース]冒頭で指摘したように、「軍部関係者の関与を疑う抗議が目立っている。というのも、ブット氏死亡の原因をめぐって、政府発表の暗殺現場状況の説明と現場に居た陣営関係者、目撃者の証言が違っていることだ。」、今どちらかの事実をめぐってパキスタン国内と国際社会は真相解明を迫っている。
ムシャラフ大統領は、7月のモスク(イスラム教礼拝所)籠城事件では、軍隊を強行突入させ、一説によると死傷者総勢500人とも800人ともいわれている事件についても、イスラム過激派側の死者数を75人と発表し、その後事実解明を行わず事件を葬り去った。
パキスタン政府は1月8日の選挙を延期して事件の事実関係を明らかにし、今までのように政府単独発表で事件を葬り去ってはならない。
パキスタン政府は、納得させられる事実関係を国民に対して開示することが最も求められている、選挙はその後のことだ。
そこで暗殺自爆事件について各紙が報じた主だった記事を参考に紹介する。
サンルーフから体を出して手を振っている写真は決定的瞬間の直前のものだ。
28日CNN通信は、カメラマン、ジョン・ムーアさんの証言を掲載している。
『ブット元首相、死因は「首」への銃撃と=パキスタン・ラワルピンディ──パキスタン内務省は28日、暗殺されたブット元首相(54)の死因は、「首」近くへ受けた銃撃だったと発表した。一方、ブット元首相の遺体は同日、夫と3人の子供に伴われ、自宅のあるスックルに到着した。
自爆テロ現場にいたカメラマン、ジョン・ムーアさんによると、ブット氏は車両のサンルーフから体を出して、集会に集まった支援者に手を振っていたところ、発砲音が2度聞こえたという。
その直後、ブット氏は車両の中に倒れ、ほぼ同時に、集まった人々の近くで爆発が起こったという。
パキスタン当局は、オートバイに乗った人物がブット氏の乗った車両近くで、爆発物を爆発させたと見ている。』(28日CNN通信)(続く)