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2008年01月02日

パキスタン大統領選 31

混迷を深めるパキスタン 7
死因は銃撃、自爆は別人


【1月2日政治ニュース】 テレビで放映された映像の分析で自爆は別人説が濃厚になった。2人組説ということだが、現実は複数人による計画的犯行と断定するのが妥当だ。
31日産経新聞が伝えている『容疑者のひとりとみられる男はひげをそり、サングラス姿だ。』の記事だが、同じ31日の毎日新聞はより具体的な記述になっている。



『パキスタン:ブット元首相暗殺 「銃撃、自爆は別人」 映像分析、2人組説=【イスラマバード栗田慎一】パキスタン内務省は、ブット元首相暗殺事件について、地元テレビの映像分析などから「銃撃犯が撃った後、近くにいた別の男が自爆した」とし「男2人による犯行」との見方を強めている。
 地元テレビ「ドーン・ニューズ」が公開した映像によると、サングラスをして白いシャツと黒っぽい上着を着た30歳くらいの男が、右手で拳銃のようなものをブット氏に向けていた。その左斜め後ろには、頭にショールをかぶった男が立っており、内務省は「この男が自爆犯とみられる」と結論づけた。また暴動による死者は、29日夜までに44人にのぼった。』(31日毎日新聞)



[1月1日政治ニュース]で掲載したロイターの【写真】を拡大して円形部分をよく見ると毎日新聞記述の信憑性が判る。
決定的瞬間映像だと断言できるが、さらにブット氏が銃弾を受けた時にその背後に居た側近の党員が新たに証言をしている。
2008年1月1日CNN通信は、側近のパキスタン人民党議会派のシェリー・レーマン氏の証言を伝えている。



『警察が検視阻止と、署長が反論 ブット元首相暗殺事件=ラワルピンディ(CNN) パキスタンのブット元首相暗殺で、事件後に元首相が運び込まれたラワルピンディの病院の弁護士は31日、地元警察が医師による死因解明の検視解剖を阻止したとの事実を明らかにした。
これに対し地元警察の署長は検視を勧めたが、元首相の夫のザルダリ氏が反対したため実施されなかったと主張が食い違っている。この病院はラワルピンディ総合病院で元首相の死亡を宣言していた。
元首相の死因については、ブット氏側と政府側の説明が対立している。内務省報道官は事件から1日後の28日の会見で、死因は頭蓋骨の骨折と説明。自爆テロの爆風で乗っていた車両のサンルーフのレバーに頭部を強く打ち付けたためと述べていた。
内務省は当初、テロ実行犯の銃撃が死因と説明。この後は、自爆攻撃の破片を受けたのが死因と訂正していた。
しかし、事件発生直後に元首相の遺体をふき清めた側近は29日、頭部に銃弾痕があったと証言。この女性側近は元首相率いていた野党、パキスタン人民党議会派のシェリー・レーマン氏で事件時、車両では元首相の背後にいた。
レーマン氏によると、出血する元首相を病院に搬送。遺体をふいた時、銃弾痕が明らかに見てとれたという。ブット氏は銃弾の直撃を受けていないとする内務省の主張を「虚偽」とし、暗殺事件の責任を免れようとするまやかしの言動と糾弾していた。
また、31日には事件発生をとらえた新たなビデオ映像の存在が分かり、元首相は銃撃で死亡したことを印象づける場面が含まれていた。』(1日CNN) (続く)