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2008年01月25日

パキスタン大統領選 37

ムシャラフ大統領は米国の狙いを熟知している

ゲーツ国防長官【写真】ゲーツ米国防長官

【1月25日政治ニュース】 25日CNN通信は、ゲーツ米国防長官は予ねてより計画のあるパキスタンへの米駐留軍派遣を正式に表明したと報じた。

『米国防長官、米軍のパキスタン派兵に積極姿勢=ワシントン(CNN) ゲーツ米国防長官は24日、パキスタン政府が関心を示すことを条件に、国際テロ組織アルカイダの掃討支援を目的とした米軍のパキスタン派兵について「用意があるうえ、可能であり、前向きな姿勢にある」と発言した。
ゲーツ長官は、パキスタン国内のテロ組織が攻勢を強めていることや、ブット元首相の暗殺事件などを踏まえ、パキスタン政府がこのところ大きな治安問題に直面していると指摘した。

複数の米軍関係者によると、司令官らはパキスタン政府の承認を前提に、訓練を名目としたパキスタン派兵案を検討中。ムシャラフ大統領をはじめとするパキスタンの指導者らは、アルカイダやイスラム原理主義勢力タリバーンの掃討に自国軍があたると繰り返し強調している。
ゲーツ長官は、パキスタンが主権国家として外国軍の受け入れに関する決定権を持つとしたうえで、米国がパキスタンとの交渉を継続し、パキスタンの承認なく米軍を派遣することはないと明言した。

専門家らは、米軍のパキスタン駐留が地上軍を中心として目に見える規模に拡大した場合、危険や地元住民の反米感情を招くと懸念している。ただ、同長官は、訓練目的の派兵案が承認された場合、派遣される米軍の規模は「非常に小さい」だろうとしている。』(25日CNN通信)



米軍のパキスタン駐留計画の目的はタリバーンの掃討だと言われているが、実はイラン攻撃の足場作りが主な理由である。それは米軍がアフガニスタンへ空爆した時と同じ理由だ。
米国は、総選挙へ向けて大いなる誤算を演じてしまった。懸念されていた故ブット氏の暗殺が現実のものとなったからだ。
ブッシュ政権は故ブット氏の帰国と選挙立候補の保証と引き換えに、故ブット氏が首相に就任した場合、米軍駐留の約束を取り付けていた。これは故ブット氏の要請でもあり両者の利害は一致していた訳だ。
故ブット氏暗殺は、故ブット氏と米軍によるアルカイダやタリバーンの掃討計画が背景にあり、これを反政府武装勢力が阻止するために、一番の有効手段として暗殺を実行させるに至ったと考えるのが順当な判断だろう。