橋下新知事は首長の資格なし 5
タレントから政治家へ花花と変心
【写真】大阪府庁に着いた東国原英夫宮崎県知事(右)を出迎える橋下徹知事=15日午後【2月16日政治ニュース】 橋下知事は就任後、いわゆる現場での挨拶、視察を精力的に展開している。選挙前も然りだが、これほど忙しい人生があったのかとため息をつく間もないスケジュールに翻弄され、また、本人は嬉しそうに得意げにそうであると言っている。
15日午後、橋下知事は東国原知事を府庁で出迎え、特別会議室で対談、その後、両知事は情報番組「ムーブ!」に生出演した。
橋下知事は選挙前から何かと感覚でものをいう思いつき発言不一致の点を指摘され、本人はそれを本人独自のタレント風感覚でかわしながら府庁知事室に納まった。そして、自ら公人、政治家と自称して知事として公務を展開し始めた。
世渡りの器用さは、タレント業の収入からして相当な能力を秘めていると認めざるを得ない。その秘めた能力、瞬間変心術もはや批判にさらされつつある。しかし、多くの目は、就任直ぐは評価の対象にはならないとして、橋下知事の改革手腕の実践をじっくり見守っていく姿勢でいる。
常套的ではあるが極めて真っ当な判断である。
しかし、既に堪忍袋の緒が切れつつある目も声になり始めている。
大げさに掲げることで、問題をいち早く警鐘する手法の「ゲンダイネット」は、15日橋下知事に対する府民の声を代弁する記事を掲載している。
『橋下府知事 就任10日早くも府民から大ブーイング=「やっぱり口だけやったんかい」「アカン、一杯食わされたわ」――大阪府知事に就任して1週間のタレント弁護士・橋下徹氏(38)に、早くも大阪府民から失望の声が広がっている。08年度の一般会計暫定予算案が明らかになったが、橋下知事が「人件費を削ってでもやる」と言っていた出産・子育て支援は先送り。「原則認めない」と断言していた府債発行も180億円を計上。就任して間もないのに、橋下知事の“二枚舌”ぶりが目に余るからだ。』(15日ゲンダイネット)
10日、08年度暫定予算で、約160億円の府債を発行(借金)することを発表してから火がついた。どうやら、「府債発行は原則認めない」という公約が問題視されているようだ。
15日、情報番組「ムーブ!」に生出演の時、「ゲンダイネット」の府民から大ブーイングの火種になったと思われる「府債発行は原則認めない」について、コメンテーターからの指摘に橋下知事は必要以上の攻撃的弁解を弄した。よほどここ数日批判の目にさらされてきたことがうかがい知れる姿勢で反論していた。しかし、これは府の予算計上の説明を生番組で披露するというメディア戦略として、情報公開に通じるよい形であり、反論の執拗性は問題ではない。
「首長の資格なし」と糾弾される問題は他にある。(続く)